保護者の声

東小松川幼稚園は保護者の声にみみを傾けます
FAQ
Q1. 幼稚園でピアニカはやらなくてもいいの?
A.昔は、幼稚園でピアニカをやるのが一般的でしたが、今は発達段階に合わせて音楽は音を楽しむことが大切とされています。
当園では、日々の保育の中で、キーボード、ピアノ、太鼓など色々な楽器やCDなどに自然に触れられるように保育環境を設定しています。
子どもたちはその時によって興味をもつものは違いますが、いろいろな形で音を楽しんでいます。
指導して行うよりも「やってみたい!」と思ってやるほうが音楽に興味を持ち、身についていくので大丈夫です。
Q2. 数字とひらがなは教えないの?
A.いえいえ、そんなことはございません。一人一人興味を持つ時期が違うため、興味を持った時にすぐ取り掛かれるような環境づくりをしています。
例えば、5歳児の虫探しを挙げると、捕まえた虫の名前を知りたい。→図鑑で調べる。→でも、読めない。だからどうしよう?と考える→①ともだちに聞いてみる。②ひらがな表で探す。などいろいろな方法で文字を知る。→やっと読めて名前を知る。→嬉しいと思いまた違う虫を探しに出かける。→知ったことを伝えたいと虫の名前を書いてみようと文字を書き始める。のような遊びを積み重ねていくことで、文字に関心を持つようになります。
「なんでだろう?」「不思議だな」「面白い」というワクワクを幼児期にたくさん経験することで小学校以降での学びを豊かにします。
Q3. 一斉に何かやらないの?
A.一斉保育と聞いてイメージするのは、全員で制作(お絵かき)をしたり、ひらがな、数字、ピアニカを指導して取り組むだけと思われがちですが、
年齢の発達段階によって保育の内容が変わっていきます。3歳から4歳の後半までは、個々の活動の時間を大事にしています。
その年齢の一斉に行う活動として、朝の会、給食、帰りの会で歌を歌ったり、踊ったり、絵本をみたり、今日何をするかを発表して集まる経験を積み重ねていきます。
4歳児後半から5歳児になると、みんなで何かをしたい気持ちが芽生える時期になり、話し合いを中心に活動しています。この活動が一斉保育にあたるものとなります。
内容の例としては、野菜づくりについてや、行事の内容を考えたり、子どもたちが日々の中で困ったことなどをみんなで話し合う機会を設けています。話し合うことで、
文字を読んだり、書いたり、絵で表現をしながらいろいろなことを自然に学んでいきます。
また、人の話を聞く経験から、相手の話を注意して聞いたり、経験したことや考えたことなど言葉による伝えあいを楽しむようになります。
このような幼児期の学びが小学校で求められています。
Q4.幼稚園ではともだちとケンカばかりするけどこれから大丈夫なの?
昔は、ケンカは良くないと言われていました。ケンカは子育て中の保護者の方にとったら心配になることの一つだと思います。
しかし、発達段階においてケンカやいざこざは子どもの自然な姿となります。現在の幼稚園教育要領にも葛藤やつまずき体験など、互いに思いを主張し折り合いをつける体験の大切さが書かれています。
幼稚園では、ケンカを進めているのではなく、ケンカが起きた時が学びのチャンスとお伝えしております。

〈ケンカを通して学べる4つのポイント〉
  • 1自己主張アップ
  • 2どうしたらもめごとにならないか、考える力が鍛えられる
  • 3『~をしたら○○と感じる』ことを体感できる
  • 4関係を修復する力がつく
これらが挙げられます。近年、核家族が増え、少子化が進み子どもたち同士が関わる機会が減った今だからこそ、子どもたちはケンカを通じてコミュニケーション能力を高めることが大事にしています。
幼稚園ではよく起こる、ケンカの姿として気持ちを言葉に出来なくて手が出てしまうことや、自分では傷つけようと思っていなかったけれど、相手は嫌な思いをしていたところからケンカになることもあります。
その日のうちに解決することもあれば、解決しないこともあり、さまざまです。
また、年齢によっても興味の対象が違うためケンカの内容が変わってきます。
3歳→興味の対象が物になります。ともだちの使っていた物を『今、使いたい。』きもちからケンカになります。
4歳→興味の対象が人に変わっていきます。友達と一緒に遊びたいけど、相手は違う遊びをしていて遊べない、入れてもらえないなどからケンカなります。
5歳→興味の対象が集団で何かをしたいと思うようになります。友達が遊びの中でルールを守らない。ルールの思い違いからケンカになります。
また、5歳後半から集まって遊ぶことが増え、人との比較が出来るようになる分1対1のケンカから2対1、3対1など、いじめと捉えられる姿や最近は youtubeの影響もあり大人もドキッとする言葉が行き交うことも増えました。
園の対応としては、ケンカは個々で話し合いを進め対応し、小学校に繋げるために、いじめ対策として、話し合いをしたり『フワフワ言葉、チクチク言葉集め』などで気持ちを考える話し合いも取り入れています。
〈幼稚園の取り組みとして〉
○子どもたち一人ひとりを大切にし、職員全員で話し合いながら子どもたちの成長を支えています。
○保育の質の向上を図るために、外部からの講師を招き園内研修を開いたり、園外研修に参加しながら日々の保育を進めています。